一度きりなら、機内モードのオン・オフで十分です。
ただ、毎日同じ駅やお店で詰まるなら、設定では直りません。その場所の基地局が混んでいるからです。
その場合は、ドコモを残したまま別会社の回線を1枚足す「デュアルSIM」が、いちばん手間とお金のかからない解決策です。
自分がどれに当てはまるか、先に選んでください。
ドコモのパケ詰まりがひどい…いま詰まっているならまず確認すること

モバリズム編集部のAは、会社勤めをしながら記事を書いています。スマホはドコモ回線のahamoです。
お昼休みにコンビニで会計をしようとしたところ、PayPayのバーコードが表示されません。
画面上のアンテナは4本立っているのに、読み込みの輪がくるくる回るだけ。後ろには列ができていきます。
結局、財布から小銭を出して会計を済ませ、席に戻ってから「ドコモ パケ詰まり」と検索しました。
※この記事は、同じ悩みを抱えている編集部Aの体験をもとに書いています。
編集部Aのように、アンテナは立っているのに通信だけが止まる状態が、いわゆる「パケ詰まり」です。
ギガを使い切ったときの通信制限とは違い、データ残量が十分あっても起こります。
原因は、近くの基地局に通信が集中して処理が追いつかなくなることです。
まずは、ドコモ全体の通信障害でないかどうかを確認してください。ドコモ公式サイトの「障害・メンテナンス情報」に掲載がなければ、局所的な混雑の可能性が高いといえます。
そのうえで、次の応急処置を上から順に試します。ほとんどの人は1か2で一時的に回復します。
接続をいったん切り、基地局につなぎ直します。比較的空いている電波をつかみ直せることがあり、最も手軽で効果が出やすい方法です。
5Gと4Gの切り替えがうまくいかず、通信が止まっていることがあります。iPhoneは「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」から4Gを選びます。
端末側の一時的な不具合が原因なら、再起動で解消します。電源を完全に切ってから入れ直してください。
店舗や職場のWi-Fiがあれば一時的に避難できます。公衆Wi-Fiでは、決済やログインなど重要な操作は控えるのが安全です。
地下から地上へ、建物の奥から窓際へ移るだけで、別の基地局につながり改善することがあります。

編集部Aは機内モードのオン・オフで、その場はしのげました。
ところが翌日も、そのまた翌日も、同じコンビニで同じ時間に詰まります。
「これ、毎回機内モードをいじるしかないの?」と、編集部Aはもう一度調べ直すことにしました。
応急処置はあくまで一時しのぎです。
同じ場所・同じ時間帯で繰り返し詰まる場合、原因はスマホではなく、その場所の基地局の混雑にあります。次の章で、その仕組みと根本的な対策を説明します。
毎回同じ場所で詰まるのは、スマホではなく「基地局の混雑」が原因
パケ詰まりは、どこでも起きるわけではありません。
報告が集中しているのは、人が一か所に集まり、同時にスマホを使う場所と時間帯です。
基地局が一度に処理できる通信量には上限があります。道路にたとえるなら、車線を増やす工事をしても、それ以上に車が増えれば渋滞は解消しません。
動画やSNSの利用が増え続けている今、設備の増強と利用量の増加がいたちごっこになっている場所がある、というのが実情です。
つまり、編集部Aのように毎日同じ場所で詰まる人は、その場所にいる限り同じ症状を繰り返す可能性が高いということです。
ドコモでパケ詰まりが起きる主な原因4つ
パケ詰まりは、ひとつの原因だけで起きるわけではありません。
いくつかの要因が重なることで、「あの場所・あの時間だけ極端に遅い」という現象が生まれます。
代表的なのは次の4つです。とくに①と②は、個人の設定ではどうにもならない部分です。
自分の症状がどれに近いかを知っておくと、応急処置で様子を見るべきか、別の手を打つべきかを判断しやすくなります。
逆にいえば、③の端末側の問題であれば、応急処置で解消できる余地があります。応急処置で直らないなら①か②と考えてください。
④はドコモ側の対応を待つしかない領域で、対策が済んだエリアかどうかで体感が大きく変わります。
昼休みや通勤時間に利用が集中し、基地局の処理能力を超えてしまう状態です。屋内では電波が届きやすい低い周波数に通信が偏り、さらに詰まりやすくなります。
動画の高画質化や大容量プランの普及で、1人あたりのデータ消費量が大きく増えています。同じ人数でも、以前より基地局への負荷が重くなっています。
5Gエリアの境目などで、4Gへの切り替えがうまくいかず通信が止まることがあります。4G固定で改善するなら、この原因が疑われます。
ドコモは主要駅や路線から設備増強を進めていますが、対象は一部のエリアです。それ以外の場所では、混雑が残っている可能性があります。
特にパケ詰まりが起きやすい場所と時間帯
SNSの報告を見ていくと、パケ詰まりが起きやすい場面にはかなりはっきりした傾向があります。
ひとつはターミナル駅や満員電車です。電車が駅に止まった瞬間に、大勢が一斉にアプリを開くため、混雑が集中します。
もうひとつは地下や地下駐車場、商業施設の地下フロアです。コンクリートに囲まれて電波が弱く、少ない中継設備に利用者が集まるため、少しの混雑でも詰まりやすくなります。
高速道路やトンネルなど移動中の車内では、接続先の基地局が次々に切り替わるため、そのタイミングで通信が不安定になりがちです。
時間帯では、昼の12〜13時と朝夕の通勤時間帯に報告が集中しています。この場所と時間帯が生活の中で毎日重なる人ほど、根本的な対策を取る意味が大きくなります。
| 詰まりやすい場面 | 主な理由 | 応急処置の効きやすさ |
|---|---|---|
| ターミナル駅・満員電車 | 利用者が密集し一斉に通信 | 効きにくい |
| 地下・地下駐車場 | 電波が弱く中継設備に集中 | 効きにくい |
| 高速道路・トンネル | 基地局の切り替えが頻繁 | ある程度効く |
| 昼休みのオフィス街 | 時間帯による利用集中 | 効きにくい |
ドコモは本当に遅いのか?データで見る2026年9月の実態

編集部Aは「ドコモ自体がダメなら乗り換えよう」と、速度のデータを調べてみました。
ところが出てきたのは、「全国平均ではドコモが大手でトップ」という意外な数字でした。
実は、全国平均の速度で見るとドコモは大手3社の中でむしろ速い部類です。
それでも「ひどい」という声が消えないのは、平均値には表れにくい特定の場所・時間だけの混雑があるからです。
ここでは3つのデータから、その矛盾をひも解きます。結論を先にいうと、問題は会社ではなく場所です。この点が、次の章で紹介する対策の選び方に直結します。
全国平均の下り速度はドコモが大手トップ
ユーザーの実測値を集計している「みんなのネット回線速度(みんそく)」の直近3か月のデータを見ると、ドコモの平均下り速度は178Mbps台で大手トップです。
au、ソフトバンク、楽天モバイルが続き、少なくとも全国平均では「ドコモは遅い」という図式は成り立ちません。
ただし、この数字は全国から集まった測定の平均です。空いている時間や場所での測定が多いほど、平均値は実際の混雑を覆い隠してしまいます。
数字だけを見て「自分の環境も快適なはず」と考えるのは早計で、自分がいつ・どこで使うかのほうが体感を大きく左右します。
参考:みんなのネット回線速度(みんそく) 直近3か月・2026年9月時点
時間帯で見ると、昼と夕方に速度が落ちる
ドコモの速度を時間帯別に見ると、矛盾のヒントが見えてきます。
朝や深夜は200Mbpsを超えているのに対し、昼は約166Mbps、夕方は約148Mbpsまで下がります。
全体の平均を押し上げているのは、回線が空いている時間帯の測定です。
さらに、みんそくのデータは全国から集まるため、「ターミナル駅の改札前で昼12時ちょうど」のような最も詰まりやすい瞬間の測定は、ごく一部にすぎません。
全国平均と、あなたが特定の場所で感じる遅さは、そもそも比べているものが違います。自分の生活圏の実測値を確認することが、正しい判断への近道です。
| ドコモの時間帯 | 朝(5〜9時) | 昼(12〜13時) | 夕方(16〜19時) | 深夜(0〜5時) |
|---|---|---|---|---|
| 平均下り速度 | 約214Mbps | 約166Mbps | 約148Mbps | 約205Mbps |
山手線30駅の朝ラッシュ実測では、3社横並びでも駅ごとの差が大きい
ICT総研が2026年9月に行った山手線全30駅の朝ラッシュ実測では、下り速度はソフトバンク184.7Mbps、au181.4Mbps、ドコモ180.9Mbpsで、大手3社はほぼ横並びでした。
4社平均は141.9Mbpsで、前年の調査より約10Mbps向上しています。混雑時間帯の速度そのものは、着実に改善しているといえます。
注目したいのは駅ごとの差です。新大久保駅が286.1Mbpsだった一方で、渋谷駅は40.4Mbps、高田馬場駅は35.3Mbpsにとどまりました。
測る駅によって、数値が7倍以上も変わるということです。
ここから分かるのは、混雑は「会社ごと」ではなく「基地局ごと」に起きているという事実です。ドコモの基地局が詰まっている瞬間に、ソフトバンクやauの基地局まで同じように詰まっているとは限りません。
| 2026年9月・山手線朝ラッシュ実測 | 下り速度(4社計測) |
|---|---|
| 新大久保駅(最速) | 286.1Mbps |
| 田町駅 | 268.4Mbps |
| 目白駅 | 254.7Mbps |
| 渋谷駅 | 40.4Mbps |
| 高田馬場駅 | 35.3Mbps |
参考:ICT総研「山手線30駅 通信速度実測調査」(2026年9月)
モバリズムの見解
会社を丸ごと乗り換えても、構造的に混む駅では速度低下を避けにくいのは事実です。
一方で、基地局の設備は会社ごとに別々なので、2社の回線を持っておけば、両方が同時に詰まる場面はぐっと減ります。
だからこそ、「乗り換え」より先に「別会社の回線を1枚足す」ことをすすめています。
あなたに合うパケ詰まり対策はどれ?3タイプで診断
ここまでの内容をふまえると、取るべき対策は「どれくらいの頻度で、どこで詰まるか」で決まります。
全員にサブ回線が必要なわけではありません。たまに詰まるだけなら、応急処置で十分です。
一方で、毎日の通勤や昼休みに決まって詰まる人は、応急処置を繰り返すより別回線を用意したほうが、時間もストレスも節約できます。
生活圏のほとんどでドコモに不満があり、料金も見直したい人は、乗り換えも選択肢に入ります。自分がどれに当てはまるか確認してください。
ドコモは残したまま、別会社の回線をサブとして追加するのがおすすめです。電話番号もプランも今のままで、詰まった瞬間だけ回線を切り替えられます。
サブ回線の仕組みと選び方へドコモからの乗り換えを検討する価値があります。ただし、乗り換え先でも混む駅では遅くなることがあるため、判断基準を確認してから決めてください。
乗り換えの判断基準へLINEMOは、ソフトバンク回線を使うオンライン専用ブランドです。2026年10月31日申し込み分までのトライアルキャンペーンなら、月額基本料などが最大3か月無料で、契約事務手数料もかかりません。いつも詰まる駅やお店で本当に改善するか、実際に試してから続けるかどうか決められます。
※トライアルキャンペーンはPayPayポイント特典との併用不可。条件・期間は変更される場合があるため、申し込み前に公式サイトで確認してください。
根本対策は「ドコモ+別会社の回線」のデュアルSIM

データを見て、編集部Aは「ドコモが悪いというより、あのコンビニ周辺が混んでいるだけ」だと気づきました。
家や休日の外出先では、ドコモに不満はありません。家族割や長年の電話番号を手放すのも面倒です。
そこで編集部Aは、ドコモはそのままに、ソフトバンク回線のLINEMOをeSIMで追加することにしました。
デュアルSIMとは、1台のスマホに2つの回線を入れて使い分ける方法です。
いまのiPhoneや主要なAndroidの多くは、物理SIMとeSIMを1枚ずつ、または eSIMを2つ入れて使えます。
普段はドコモで通話も通信もして、詰まったときだけデータ通信を別回線に切り替えます。電話番号やメールアドレスは今のままです。
ポイントは、サブ回線にドコモ以外の会社の設備を使う回線を選ぶことです。ドコモ回線を借りている格安SIMでは、同じ基地局の混雑をそのまま受けてしまいます。
なぜ別会社の回線に切り替えると詰まりが解消するのか
パケ詰まりは、あなたのスマホがつながっているドコモの基地局が混雑していることで起きます。
ソフトバンクやauは、ドコモとは別の場所に、別の設備で基地局を建てています。同じ駅の同じ改札前にいても、使っている電波の通り道はまったく別物です。
そのため、ドコモ側が詰まっている瞬間に回線を切り替えれば、混んでいない別の基地局経由で通信できる可能性が高くなります。
もちろん、渋谷駅のように全社が混む場所では、切り替えても遅いことはあります。
それでも、1回線だけのときに比べれば「どちらも使えない」場面は大きく減ります。停電に備えて予備のバッテリーを持つのと同じ発想です。

またPayPayが開きません。でも、今度の編集部Aは慌てませんでした。
コントロールセンターを開いてデータ通信を「LINEMO」に切り替えると、数秒でバーコードが表示されます。
「最初からこうしておけばよかった」というのが、編集部Aの正直な感想です。
※編集部Aの体験です。改善の程度は場所や時間帯によって異なります。
始める前に確認しておきたい3つのこと
デュアルSIMは手軽ですが、申し込んでから「使えなかった」とならないよう、事前に3点を確認しておきます。
1つ目は、スマホがeSIMに対応しているかです。iPhoneならXS以降、Androidは機種によって異なります。eSIMなら申し込みから最短当日で開通でき、SIMカードの到着を待つ必要がありません。
2つ目は、SIMロックがかかっていないかです。2021年10月以降に発売された端末は原則としてロックがありませんが、それ以前に購入した端末は解除が必要な場合があります。
3つ目は、支払い用のクレジットカードと本人確認書類が手元にあるかです。オンライン専用ブランドは店頭で手続きできないため、スマホで書類を撮影して申し込みます。
この3点がそろっていれば、手続きは15分ほどで終わります。
iPhone・Androidでのデュアルsim設定手順
設定はどちらの端末でも、「サブ回線を申し込む」「eSIMを追加する」「使い分けを決める」の3段階です。
iPhoneの場合は、申し込み後に届くQRコードを「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」から読み取ります。
Androidは機種によってメニュー名が違いますが、「接続」や「ネットワークとインターネット」の中にある「SIM管理」から追加できます。
追加したら、回線に「ドコモ」「LINEMO」のような分かりやすい名前をつけておきます。通話はドコモ、データ通信は普段ドコモで、詰まったときだけLINEMOという設定にするのが基本です。
切り替えは、iPhoneならコントロールセンター、Androidならクイック設定パネルから数タップで完了します。
ドコモのサブ回線におすすめの格安SIM
サブ回線を選ぶ条件はシンプルです。
ドコモとは別の会社の設備を使っていること、そしてeSIMですぐに開通できることの2つです。
この条件を満たすなかで、モバリズムが第一候補にしているのはLINEMOです。料金の手頃さと、ソフトバンクの設備をそのまま使える通信の安定感のバランスが取れているからです。
ただ、「維持費をゼロにしたい」「通話料も下げたい」など、料金以外に重視したい点は人によって違います。自分の使い方に近いものを選んでください。
LINEMO:毎日の混雑対策に使うなら第一候補
LINEMOは、ソフトバンクが提供するオンライン専用ブランドです。ソフトバンク本体と同じ設備を使うため、ドコモの基地局が混んでいる場面で、別ルートの通信として機能します。
料金はベストプランで3GBまで990円、10GBまで2,090円です。昼休みや通勤中だけ切り替える使い方なら、3GBで収まる人が多いでしょう。
ahamoやirumoといったドコモ系プランとの最大の違いは、ドコモとは別の基地局を使える点です。パケ詰まり対策という目的では、ここが決め手になります。
さらにLINEのトークや通話がデータ消費の対象外になるため、連絡手段がLINE中心の人とも相性が良好です。
2026年10月31日申し込み分まではトライアルキャンペーンで月額基本料などが最大3か月無料になるため、効果を試してから続けるか決められます。通勤や昼休みに決まって詰まる人におすすめです。
povo2.0:使わない月は0円で「保険」として持つなら
povo2.0は、auが提供するオンライン専用ブランドです。au本体の設備を使うため、LINEMOと同じくドコモとは別ルートで通信できます。
最大の特徴は、基本料が0円であることです。必要なときにだけ「トッピング」と呼ばれるデータ容量を買う仕組みで、24時間データ使い放題を330円で購入することもできます。
LINEMOとの違いは、料金が完全な従量制である点です。毎日切り替えるならLINEMOのほうが手間が少なく、月に数回しか詰まらないならpovo2.0のほうが割安になります。
注意点は、180日間に1回以上トッピングを購入しないと、利用停止になる場合があることです。「めったに使わないけれど、いざというときの逃げ道がほしい」という保険目的の人に向いています。
目的がはっきりしている人向けのサブ回線
LINEMOとpovo2.0以外にも、サブ回線として使える格安SIMはあります。
ここでは、通話料を下げたい人、データ専用で最安を狙う人、店頭サポートがほしい人に向けて3社を紹介します。
ただし、IIJmioとmineoは大手の回線を借りて運営する格安SIMです。LINEMOやpovo2.0のような大手系列ブランドに比べると、混雑する時間帯の速度はやや控えめになる傾向があります。
また、ドコモ回線タイプを選ぶと対策にならない点にも注意が必要です。申し込み時には、必ずau回線かソフトバンク回線のタイプを選んでください。
楽天モバイル:サブ回線で通話料もまとめて下げたい人向け
楽天モバイルは、楽天の自社回線を使うため、ドコモとは別の設備で通信できます。一部のエリアでは、auの回線を借りてつながる仕組みです。
他のサブ回線との一番の違いは、専用アプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話が24時間無料になる点です。LINEMOやpovo2.0が主にデータ通信の逃げ道なのに対し、楽天モバイルは通話用としても積極的に使えます。
料金は使った分だけの従量制で、3GBまでなら月1,078円、たくさん使っても上限は3,278円です。使わない月は自動的に安くなります。
毎月2GBまでなら海外でもデータ通信が無料なので、出張や旅行が多い人にとってもメリットがあります。
パケ詰まり対策とあわせて、仕事の電話や家族への発信が多い人におすすめです。
IIJmio(au回線タイプ):データ専用で維持費を最小にしたい人向け
IIJmioは、ドコモ回線とau回線の両方から選べる格安SIMです。パケ詰まり対策として使うなら、必ず「au回線タイプ」を選ぶ必要があります。ドコモ回線タイプでは、同じ基地局の混雑をそのまま受けるためです。
LINEMOやpovo2.0との違いは、料金の安さにあります。データ専用SIMなら2GBで月440円からと、業界でも最安クラスです。
電話番号がいらないので、「データ通信だけを逃がせれば十分」という人に向いています。タブレットやモバイルルーターの2枚目として使う方法もあります。
一方で、契約事務手数料が3,300円かかる点と、混雑時の速度は大手系列ブランドより控えめになりやすい点は理解しておきたいところです。
とにかく毎月の維持費を抑えたい人におすすめです。
mineo(au・ソフトバンクタイプ):店頭で相談しながら始めたい人向け
mineoは、ドコモ・au・ソフトバンクの3つの回線から選べる格安SIMです。サブ回線として使う場合は、auタイプかソフトバンクタイプを選び、ドコモタイプは避けてください。
他のサービスとの一番の違いは、サポート体制です。全国100以上の店舗で、申し込みや設定の相談ができます。
eSIMの設定に自信がない人や、格安SIMを初めて使う人にとっては、対面で聞ける安心感は大きいはずです。
ユーザー同士でデータ容量を分け合える「フリータンク」という独自の仕組みもあります。月額は1GBで1,298円からとやや高めで、契約事務手数料3,300円もかかります。
料金の安さより始めるときの安心感を重視する人におすすめです。
サブ回線候補5社の比較表
紹介した5社を、料金・回線・向いている人の観点で一覧にまとめました。
迷ったら、毎日使うならLINEMO、保険として持つならpovo2.0という選び方で大きく外れることはありません。
通話料や店頭サポートなど、料金以外に重視したい条件がある場合は、表の「向いている人」の欄を参考にしてください。
いずれの会社もドコモを解約せずに2枚目として追加できるので、今の契約に影響はありません。
ただし、IIJmioとmineoは申し込み時に回線タイプを選ぶ必要があります。ドコモ回線タイプを選ばないことだけは必ず守ってください。
| サービス | 最安月額(税込) | 回線 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| LINEMO | 990円〜 | ソフトバンク | 毎日決まった場所で詰まる人 |
| povo2.0 | 0円〜 | au | 保険として持ちたい人 |
| 楽天モバイル | 1,078円〜 | 楽天(一部au) | 通話料も下げたい人 |
| IIJmio(au回線) | 440円〜 | au | データ専用で最安にしたい人 |
| mineo(au/SB) | 1,298円〜 | au・ソフトバンク | 店頭サポートがほしい人 |
※2026年9月時点。料金・キャンペーンは変わるため、申し込み前に各社公式サイトで確認してください。
ドコモから丸ごと乗り換えるべき人の判断基準
サブ回線の追加ではなく、ドコモ自体を解約して乗り換えたほうがいい人もいます。
目安は、自宅・職場・通勤経路の複数の場所で、ドコモだけが遅いと感じているかどうかです。
家族や同僚が使う他社のスマホと比べて、いつも自分だけがつながらないなら、生活圏そのものでドコモの設備が混んでいる可能性があります。
もうひとつは、料金にも不満がある場合です。2回線分の料金を払うより、1回線にまとめたほうが合計は安くなります。
反対に、詰まるのが特定の1〜2か所だけなら、乗り換えは慎重に考えてください。前述のとおり、乗り換え先でも混む駅では遅くなることがあるからです。
乗り換え先の候補とキャンペーン
ドコモからの乗り換え先としては、サブ回線でも紹介したLINEMOが有力です。
ahamoの30GBプランを使っている人なら、LINEMOベストプランVの20GBまで2,970円が比較対象になります。毎月20GBに届かない人なら、同じくらいの料金でソフトバンク回線に移れる計算です。
さらに、2026年10月4日までは他社からの乗り換えで、ベストプランVなら最大20,000円相当、ベストプランなら最大14,000円相当のPayPayポイントがもらえるキャンペーンが実施されています。
ただし、ポイントの付与は開通から数か月後で、PayPayとの連携が必要です。また、3か月無料のトライアルキャンペーンとは併用できません。
通話も多い人は、楽天モバイルに移ってRakuten Linkで通話料を抑える方法もあります。自分の生活圏でつながりやすいかを、家族や友人のスマホで試してから決めると失敗がありません。
2026年10月4日まで、他社からの乗り換えでPayPayポイントの増額キャンペーンを実施中です。手続きはオンラインで完結し、eSIMなら最短当日に切り替わります。契約期間の縛りがないため、合わなければ別の会社へ移ることもできます。
※ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えはポイント特典の対象外。キャンペーン内容は週ごとに変わるため、公式サイトで確認してください。
ドコモのパケ詰まりに関する口コミ
X(旧Twitter)には、ドコモのパケ詰まりに関する投稿が今も寄せられています。
内容を見ていくと、満員電車や特定の路線での不満が目立ちます。
また、ahamoからpovoに戻した人の投稿のように、別会社の回線に移って改善を実感したという声もあります。
都市部だけでなく、地方の路線での報告もあります。いずれも「いつでもどこでも遅い」という話ではなく、場所と時間が限られた不満であることが読み取れます。この傾向は、ここまで紹介したデータとも一致しています。
ドコモのパケ詰まりはいつまで続く?改善の見通し
ドコモは、パケ詰まり対策として基地局の増強を続けています。
2025年度には5G基地局を6,800局増やし、累計5.2万局に到達しました。山手線での実効速度は77%向上したと発表しています。
2026年度も前年度と同じペースで整備が続いており、先ほどの山手線の調査でもドコモは他社と肩を並べる水準まで追いついてきました。
ただし、工事が終わってから体感が良くなるまでにはタイムラグがあります。また、対策の対象エリアから外れた場所では、混雑が残る可能性があります。
「全国で解消する時期」は明言されていないため、待つか、今すぐ手を打つかを自分の状況で判断することになります。
| 時期 | ドコモの対応 |
|---|---|
| 2023〜2024年 | 大規模な先行投資を発表。2024年2月に対策の「9割以上完了」と発表 |
| 2025年度 | 5G基地局を6,800局増設し累計5.2万局。山手線の実効速度77%向上。主要路線・主要駅の容量増強を2026年3月末までに完了 |
| 2026年度(現在) | 5G基地局を前年度と同じペースで整備中。5G SA(スタンドアローン)の展開も拡大 |
まとめ:ドコモのパケ詰まりは「場所」の問題。繰り返すなら回線を1枚足す
ドコモのパケ詰まりは、ドコモ全体の品質の問題ではなく、特定の場所と時間帯に起きる局所的な混雑です。
たまに詰まるだけなら、機内モードのオン・オフや4G固定で十分に対応できます。
一方、毎日同じ場所で詰まるなら、設定をいくら見直しても直りません。その場合は、ドコモを残したまま別会社の回線を追加するのが、最も手軽で確実な対策です。
生活圏のあちこちで不満があり、料金も見直したいなら、乗り換えも選択肢に入ります。
モバリズムとしては、まずLINEMOを3か月無料で試し、自分の詰まる場所で効果を確かめる進め方をすすめます。効果があれば続け、なければ解約すればいいだけです。
| あなたの状況 | おすすめの対策 |
|---|---|
| 月に数回、たまに詰まる | 応急処置(機内モード・4G固定) |
| 決まった場所で何度も詰まる | LINEMOをサブ回線に追加 |
| めったに困らないが保険がほしい | povo2.0を基本料0円で持つ |
| 生活圏全体で不満・料金も高い | LINEMOなどへ乗り換え |

いまでもお昼のコンビニでは、ドコモがときどき詰まります。
でも、編集部Aはもう検索しません。コントロールセンターで回線を切り替えるだけだからです。
かかった費用は、月1,000円に満たないサブ回線代だけでした。
※編集部Aの体験です。キャンペーン適用中は月額基本料が無料になる場合があります。
ドコモのパケ詰まりに関するよくある質問
最後に、「ドコモ パケ詰まり」と一緒によく検索されている疑問に答えます。
とくに多いのが、いつまで続くのか、なぜアンテナが立っているのにつながらないのか、そしてドコモを解約せずに対策できるのかという3つです。
いずれも本文で触れた内容ですが、要点だけを短くまとめています。気になる質問をタップすると、回答が開きます。
ドコモのパケ詰まりはいつまで続きますか?
ドコモは基地局の増強を続けており、2026年9月の山手線の実測調査では他社とほぼ並ぶ速度を記録しました。
ただし駅や時間帯による差は大きく、全国で解消する時期は明言されていません。すぐに快適にしたい場合は、別会社の回線をサブとして追加する方法が現実的です。
アンテナが立っているのに、なぜつながらないのですか?
アンテナは電波を受信できているかを示すだけで、通信が流れるかどうかは表しません。基地局に通信が集中して処理が追いつかないと、アンテナが立っていてもデータが流れなくなります。これがパケ詰まりです。
通信制限ではないのに遅いのはなぜですか?
データ残量があるのに遅い場合、原因の多くは基地局周辺の混雑です。通信制限はデータ容量を使い切ったときに一律で速度が落ちる仕組みで、パケ詰まりとは別物です。
ドコモを解約せずにサブ回線を追加できますか?
できます。デュアルSIMなら、ドコモの契約や電話番号はそのままで、別会社の回線を同じスマホに追加できます。
ahamoやドコモ回線の格安SIMに変えれば直りますか?
直りません。ahamoやドコモ回線タイプの格安SIMは、ドコモと同じ基地局を使うため、同じ混雑の影響を受けます。対策にするなら、ソフトバンク回線やau回線のサービスを選んでください。
LINEMOとpovo2.0はどちらがいいですか?
毎日のように切り替えるならLINEMO、めったに使わず保険として持つならpovo2.0が向いています。どちらもドコモとは別の設備を使うため、パケ詰まり対策として有効です。
デュアルSIMの設定は難しいですか?
eSIM対応のスマホなら、申し込み後に届くQRコードを読み取るだけで追加できます。SIMカードの差し替えは不要で、15分ほどで完了します。
LINEMOを3か月無料で試してみる
ドコモの契約も電話番号もそのままで、ソフトバンク回線を1枚追加できます。eSIMなら申し込みから最短当日で開通し、明日の通勤や昼休みから切り替えられます。2026年10月31日申し込み分までは、月額基本料などが最大3か月無料です。
LINEMOのキャンペーンを確認する最大3か月無料・ドコモ解約不要めったに使わないならpovo2.0(基本料0円)
※2026年9月時点の情報です。料金・キャンペーンの最新情報は公式サイトで確認してください。


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